津堂城山古墳修繕プロジェクト~クラウドファンディングにご協力ありがとうございました!~
更新日:2020年05月11日
2019年7月に、藤井寺市・羽曳野市・堺市にまたがる「百舌鳥・古市古墳群」が大阪初となる世界文化遺産に登録されました。

↑百舌鳥・古市古墳群

↑大阪初の世界遺産に登録されました
その古墳群の中でも、藤井寺市には外から眺めるだけでなく、敷地内に入ってより身近に感じられることができる古墳「津堂城山古墳」があります。

↑憩いの場所になっている津堂城山古墳
「津堂城山古墳」は、墳丘部分の長さが210mもある巨大な前方後円墳。4世紀後半、古市古墳群の中でも早い時期に造られた代表的な古墳です。室町時代に古墳の地形を利用して、小山城が築かれたため、「城山」と呼ばれるようになりました。
1912年には、竪穴式石槨という埋葬施設が見つかり、巨大な石棺や鏡・武器などが出土し、1983年には、内濠の中に島状の施設が見つかり、3体の水鳥形埴輪が据えられていました。
今では、季節の花が咲いていたり、散歩コースになっていたりと、市民憩いの場所になっています。

↑アイセルシュラホールに展示されている水鳥形埴輪
↑津堂城山古墳横のガイダンス棟「まほらしろやま」に展示されている石棺のレプリカ
しかし、昨今の豪雨や長年の年月の間に墳丘部が削れ、斜面に木の根っこが露出してしまっていたり、前方後円墳の形が崩れてしまっています。
↑崩れてしまっている墳丘部
↑崩れてしまっている墳丘部
津堂城山古墳修繕プロジェクト!~クラウドファンディングの実施~

そこで、この緊急修繕プロジェクトが立ち上がりました!
2019年10月2日~12月31日までクラウドファンディングを行いました。
皆さまのご協力の結果、1,412,400円もの寄付を頂くことが出来ました。
頂いた費用を活用させて頂き、墳丘部の斜面に広範囲に土のうを並べ、その上に植生シー
トを被せます。

↑修繕工事の様子

↑修繕工事の様子
修繕工事が完了しました!!
土のうを並べて崩れていた墳丘部を修繕しました。さらに植生シートを被せたことで、時間が経つと、草が根をはり、土壌が安定してこれ以上墳丘部が削れないようになります。

↑修繕工事完了後の墳丘部

↑修繕工事完了後の墳丘部

↑修繕工事完了後の墳丘部
お名前入りの札を掲示しております!!
寄附していただいた方のお名前入りの札を津堂城山古墳すぐ横のガイダンス棟「まほらしろやま」館内に掲示させて頂いております。
藤井寺市にお越しの際は、津堂城山古墳にお立ち寄りください。
※現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「まほらしろやま」は閉館中です。
開館情報は、藤井寺市のホームページをご確認ください。

↑「まほらしろやま」館内の掲示の様子
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〒583-0024
大阪府藤井寺市藤井寺3丁目1番20号
電話番号:072-939-1111 (代表)
072-952-7801 (観光担当)
ファックス番号:072-952-7806
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