非常持出品と備蓄品
更新日:2017年03月17日
避難するときにすぐに持ち出すのが「非常持出品」です。
両手が空けられるようリュックサックなどの非常持出袋に入れておき、いつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。また、避難の邪魔にならずに持ち出しやすいように、必要最小限にまとめましょう。
また、災害発生直後は支援物資が手元に届くとは限りません。災害直後から混乱が収まるまでの数日間、自足するために必要なのが「備蓄品」です。
これまでは、阪神・淡路大震災を教訓に、3日分が目安とされていましたが、東日本大震災を踏まえ、「水や食糧など1週間分を家庭で備蓄する」との目安が国から示されました。
ご家庭でも1週間分以上の家庭内備蓄に努めましょう。
1.非常持出品(とっさに持って逃げる物)
貴重品
- 現金(お札と小銭を分けて準備しておく。小銭は種類別に分けて空のフィルムケースに入れておくと便利です。)
- 預金通帳、印鑑、各種証書、免許証、健康保険証など
連絡メモ
- 個人情報カード(自分の住所、家族の連絡先を書いたもの)
- アドレス帳(知人に連絡を取る場合に必要です。)
- 家の合鍵(普段から家族全員が持っておくようにしましょう。)
非常食品
- 食糧(アルファ米、チョコレート、ビスケット、缶切り不要の缶詰など)
- 飲料水(500cc程度のペットボトル)
救急医薬品
- 消毒液、常備薬、お薬手帳など(消毒や傷の手当ぐらいはできるようにしましょう。)
衣類
- 下着、靴下
- 防寒用ジャケット(ジャンバーなどの上着)
- レインコート(雨傘よりも持ち運びに便利です。)
- 軍手、手袋
生活用品
- 洗面用具
- スポーツタオル
- ポリ袋
- ティッシュペーパー
- 筆記用具
その他
- 懐中電灯、予備の電池(年に一度は電池のチェックを忘れずにしましょう。)
- 携帯ラジオ(正確な情報収集が大切です。)
- ろうそく、ライター
- ヘルメット(防災頭巾)
注意事項
- 非常持出品はリュックサックなどにまとめ、両手が自由に使えるようにしましょう。
- 荷物の量は、男性15キログラム、女性10キログラムが目安です。
- 避難するときは、運動靴(厚底靴)を履き、動きやすくしましょう。
避難の邪魔にならず持ち出しやすいように、必要最小限にまとめましょう。
2.備蓄品(避難生活時のために備えておく物)
すぐに持ち出せるように、1週間分を用意しておきましょう。 ~1週間のサバイバル~
- 食糧(アルファ米、レトルト食品、乾パンなど)
- 菓子類
- 飲料水(大人1人あたり1日3リットルが目安です。)
- カセットコンロ(予備のガスボンベも忘れずに。)
- 衣類(下着、セーターなど)
- 毛布、寝袋
- 鍋、やかん
- 割り箸、紙皿、紙コップなど
- キッチン用ラップ(汚れた皿などにかぶせて使用したり、止血にも使えます。)
- 布製ガムテープ(荷物の整理やガラスの補修などに使えます。)
- ゴミ袋
- 簡易トイレ(携帯トイレ)
- 段ボール、新聞紙
- ブルーシート(敷物としてだけでなく、雨除けとしても使用できます。)
- 折り畳みポリタンク
必要に応じて、紙おむつ、粉ミルク、生理用品なども準備しておきましょう。
家庭内備蓄品 ~「ローリングストック」で~
1週間分の備蓄って相当な量ですよね?そんなときにおすすめなのが「ローリングストック」です。
普段の食事に利用する食材(缶詰、レトルト食品など)を多めに常備して、製造日の古いものから消費し、消費した分を新しく買い足し、いざというときのために備える方法です。
「食糧を大量に買い込み保存していたけど、気が付いたら消費期限が過ぎていた…」といった失敗を防ぐことができるだけでなく、日頃食べ慣れたものをストックしておくので、非常時でも安心して食事ができます。

風呂水は捨てないで!
風呂の残り湯は捨てずに貯めておきましょう。
断水したときには、水洗トイレの雑用水、火災発生時の消火用水としてなど、飲用以外の生活用水として有効に活用できます。
(小さな子どものいるご家庭では注意が必要です。)
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