天神縁起絵扇面貼交屏風
更新日：2013年12月23日
天神縁起絵扇面貼交屏風(右隻)
本例は、扇面60枚に描かれた天神縁起絵の作例です。当初は60握一組で奉納されたものを金地屏風一双に表装したと考えられます。画風は室町時代の大和絵様式によっています。通例の北野天神縁起会に土師ノ里での覚寿尼との別れの場面が加わることが大きな特徴となっています。
現在知られている天神縁起絵としてはもっとも場面数が多く、唯一の扇面形式の作例として貴重な作品です。
天神縁起絵扇面貼交屏風(左隻)
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