石燈籠 建徳三年銘

更新日:2013年12月23日

石燈籠:建徳三年銘(黒田神社所蔵)

石燈籠 建徳三年銘(黒田神社所蔵)

黒田神社所蔵の石燈籠で、形は四角形、高さは210センチメートル、材質は花崗岩で造られています。「建徳(けんとく)三年」の銘から1372年(室町時代)に製作されたことがわかる石燈籠です。
四角形石燈籠は、従来の寺院に奉納された八角形や六角形に比べて、より新しい形式であると考えられています。その製作は鎌倉時代末期に始まり、室町時代に全盛期をむかえました。
黒田神社の石燈籠は、こうした変遷の中で製作され、南北朝の乱で荒廃した黒田神社が建徳三年(1372年)に周辺の所領支配を背景として再興されたことがわかる貴重な作品です。

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