国府遺跡出土装身具

更新日:2013年12月23日

(左)国府遺跡出土装身具(右)第89号人骨出土状況図


(左)国府遺跡出土装身具
(右)第89号人骨出土状況図

平成9年に藤井寺市教育委員会による国府遺跡発掘調査で出土した第89号人骨に伴った鹿角製(ろっかくせい)腰飾り1点、鹿角製首飾り1点、猪牙製(ちょがせい)足輪3点(左足1点、右足2点一対)です。年代は縄紋時代晩期で、人骨は壮熟年の男性であることがわかっています。
現在までに国府遺跡において90体の人骨が確認されていますが、鹿角製腰飾りを伴う人骨は本例を含めて4例目で、同形態の腰飾りは近畿地方で初めての出土です。鹿角製首飾りは、外面に赤色顔料が施される特異な形態で、全国でも類例のない稀な遺物です。また猪牙製足輪が人骨に装着された状態で発見されたのは、愛知県渥美郡渥美町伊川津貝塚44号人骨についで全国で2例目です。

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