藤井寺市の財政のようす(前年度決算の報告)

更新日:2023年11月16日

~令和4年度決算の報告~

決算の概要をお知らせします。

令和4年度一般会計決算は、令和3年度に引き続き財政調整基金(貯金)を取り崩すことなく、3億7,895万円の黒字となりました。

決算報告(一般会計)
決算額グラフ

※形式収支とは「歳入-歳出」の金額をいいます。
※繰越財源とは予定していた事業を繰り越して翌年度に行うために確保しておく財源をいいます。
※表内の数字は、それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わない場合があります。

令和4年度に各分野で支出した金額を、市民1人あたりに換算すると…
1人あたり39万6,604円使われました!

民生費 民生費…生活保護、子育て支援、高齢者、障害者福祉など
16万6,637円
総務費 総務費…市役所運営、防犯や災害対策、租税に関するものなど
10万2,394円
衛生費 衛生費…健康推進や病気の予防、ごみ処理など
3万5,433円
公債費 公債費…市債(借入金)[元金・利子]の返済
2万8,093円
教育費 教育費…幼稚園・小中学校教育、生涯学習、スポーツ振興など
2万7,930円
消防費 消防費…消防組合や消防団の活動など
1万3,271円
農林水産業費商工費 農林水産業費 商工費…農業や商工業の振興など
9,520円
土木費 土木費…道路や公園の整備、交通安全対策など
8,739円
議会費 議会費…市議会の運営
3,038円
諸支出金 諸支出金…預金利子などの積立
1,549円

※市民1人あたりとは、令和5年3月31日現在の人口(63,159人)で割った金額です。

一般会計(歳入)

決算額は、254億4,444万円で、前年度から9億9,357万円の減少となっています。

決算額グラフ

・市税は個人市民税などの増加により、前年度と比べ約2億8千万円増加しました。
・地方交付税は経済対策などの事業に必要な経費として追加交付があり、前年度と比べ約7千万円増加しました。
・市債は投資的経費や国の地方財政対策により臨時財政対策債が減少したことから、前年度と比べ約7億5千万円減少しました。

歳入(収入)のうち市税などの自主財源は全体の37.5%、地方交付税などの依存財源は62.5%を占めており、地方交付税などに大きく依存した財政構造となっています。

※表・グラフ内の数字はそれぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わないところがあります。

 

一般会計(歳出)

決算額は、250億4,910万円で、前年度から9億5,925万円の減少となっています。

決算額グラフ

・普通建設事業をはじめ市単独経費となる事業においては抑制を図りつつ、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を最大限に活用し、コロナ対策事業を実施しました。
・燃料費高騰による光熱費の増加やキャッシュレス決済ポイント還元事業などを実施した一方、国施策である給付金事業などが令和3年度より少なかったことから、歳出総額は前年度と比べ約9億6千万円減少しました。
・公債費は過去に借入した市債の償還が始まったことから、前年度と比べ約9千万円増加しました。

※グラフ内の数字は、それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わない場合があります。

 

一般会計 財政状況

経常収支比率

通常毎年入ってくると考えられる収入で、通常毎年出ていくと考えられる支出をどの程度賄えているかを表す指標

令和4年度の経常収支比率は前年度から2.5ポイント悪化し、96.6%となりました。府内市町村平均と比較すると財政基盤が脆弱な状況にあり、厳しい財政状況が続いています。

決算額グラフ

市の財産

決算

※公用財産…庁舎など市の事務または事業を行うため市が直接使用する財産
※公共用財産…市民総合会館、図書館など一般的に市民の皆さんが利用する財産

財政健全化の指標

すべての比率において基準内

令和4年度決算に基づく各比率(指標)は、前年度と同様にいずれも国の基準(早期健全化基準)を下回っています(令和4年度決算の実質収支が黒字のため、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は「-」と表示しております)。
しかし、市債残高の増加傾向に伴い、「実質公債費比率」「将来負担比率」は今後上昇することが見込まれ、「早期健全化団体」「財政再生団体」に陥らないよう、財政健全化の取り組みを引き続き進めていきます。

健全化

市債残高(借金)

市民1人あたり 27万5,265円

市債残高は前年度比で13億5,006万円減少して173億8,549万円となりました。
これは、令和4年度に新しく借り入れた金額よりも返済した金額の方が多かったためです。
平成29年度以降に借り入れた市債の元金返済が始まっていることから、令和4年度に公債費の増加のピークを迎えています。今後の普通建設事業の実施は公債費の将来推計も踏まえ、慎重に検討する必要があります。

市債

※市民1人あたりとは、令和5年3月31日現在の人口(63,159人)で割った金額です。

基金残高(貯金)

市民1人あたり 4万8,418円

基金は条例に基づいて設置され、特定の目的のために活用することができます。
基金残高は前年度比で2億8,386万円増加して30億5,806万円となっています。

基金

それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わないところがあります。
※財政調整基金…災害復旧や収支不足が生じたときのために積み立てている基金
※減債基金…市債の償還のために積み立てている基金
※市民1人あたりとは、令和5年3月31日現在の人口(63,159人)で割った金額です。

令和4年度に実施した主な事業

キャッシュレス決済ポイント還元事業 2億903万円

コロナ禍における物価高騰対策として、消費喚起による市内事業者支援と家計支援を行うため、市内店舗でのキャッシュレス決済に対してポイント還元を行いました。

地域内経済循環促進事業(買って応援ふじいでら事業) 1億1,002万円

物価高が進む中、市民の生活を支援するとともに、消費活動を市内消費へ振り向け地域内経済循環の促進を図りました。

中小企業等物価高騰対策緊急支援金 9,155万円

コロナ禍において、物価高騰等の影響を受けている市内中小企業者の経営の下支えを目的とした支援金を支給しました。

物価高騰による学校給食費無償化    5,445万円

コロナ禍と物価高騰に伴い、苦しくなる市民生活の中で、特に食費や養育費などの支出負担が多い子育て世帯に対する支援として、学校給食費の無償化を実施しました。

市道国府18号線道路改修事業    3,703万円

車道の嵩上げによる波打ち歩道の解消、側溝蓋の改修、信号柱や電柱の削減・移設・細径化などを行い、安全で快適な歩行空間の確保を行いました。

新生児サポート給付金支給事業    3,316万円

コロナ禍での子育てを支援するため、令和4年4月1日~令和5年4月1日に生まれた新生児を対象に、1人10万円を給付しました。

市立道明寺中学校屋内運動場トイレ改修事業    1,793万円

老朽化したトイレを改修し、明るくきれいで使いやすくなりました。

ふるさとまちづくり応援寄附金の使い道

藤井寺市へたくさんご寄付をいただきありがとうございました。

令和3年度に寄せられた寄附金のうち6,381万円(8,500件)は、令和4年度に以下のとおり使わせていただきました。

寄附金

寄附

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