「更生保護」を支える人々をご存知ですか

更新日:2021年07月06日

更生保護とは

 更生保護は、犯罪や非行をした人たちに対し、社会の中で立ち直りに向けた指導や支援を行うことにより、その再犯を防ぎ、社会復帰と自立を助ける活動です。犯してしまった罪をつぐない、社会の一員として立ち直ろうとするには、本人の強い意志や行政機関の働きかけ以外に地域社会の理解と協力が必要です。

更生保護ボランティアとは

 保護司や更生保護施設などの更生保護ボランティアと呼ばれる方々が、地域でそれぞれの特性を生かした更生保護活動を行っています。

 

保護司

 法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員であり、犯罪や非行により「保護観察」を受けることになった人が二度と同じ過ちを犯さないために、その人の生活を見守り、様々な相談に乗り、指導しています。また、市内の中学校で「薬物乱用防止教室」を開催し、子どもたちの未来を守るため、薬物の恐ろしさを伝えています。

 羽曳野・藤井寺地区保護司会には、51人の保護司(藤井寺市には17人)が、犯罪を予防するための地域活動などに日々取り組んでいます。

 

更生保護女性会

 地域社会から犯罪や非行をなくし、過ちを犯した人たちの立ち直りを支援する女性ボランティア団体です。校区内のパトロールや挨拶運動、ブックママ(学校の図書室で本の読み聞かせや本の修理を行う)など、ひまわりのイラストが描かれたユニフォームを着て、時代を担う子どもたちの健やかな成長を願って、よりよい環境づくりに努めています。ひまわりは、地域社会へと伸びていく、広がっていく、つながっていくという意味があります。

 

BBS会(Big Brothers and Sisters Movement の略)

 兄や姉のような身近な存在として接しながら、様々な問題を抱える青年の活動を支援するボランティア団体です。

 

更生保護施設

 全国に103施設があり、社会復帰の再出発を支えます。

 

協力雇用主

 犯罪・非行歴のため、仕事に就くことが難しい人たちを雇用し、立ち直りを支援しています。

羽曳野・藤井寺更生保護サポートセンター

 地域における更生保護活動の拠点となるよう平成313月に「更生保護サポートセンター」を開設しました。地域住民からの犯罪・非行に関する相談の窓口となっています。

毎年7月は、「社会を明るくする運動」強化月間です

 すべての国民が、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの改善更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせて犯罪や非行のない地域社会を築こうとする法務省が主唱する全国的な運動です。

お問い合わせ

健康福祉部 福祉総務課
〒583-8583
大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 市役所1階6番窓口
電話番号:072-939-1111 (代表)
072-939-1417 (福祉総務担当)
072-939-1106 (障害者福祉担当)
ファックス番号:072-939-0399
メールフォームでのお問い合せはこちら