藤井寺市の財政のようす(前年度決算の報告)

更新日:2024年11月26日

~令和5年度決算の報告~

決算の概要をお知らせします。

令和5年度一般会計決算は、財政調整基金(貯金)を取り崩して、1,519万円の黒字となりました。

決算報告(一般会計)

※形式収支とは「歳入-歳出」の金額をいいます。
※繰越財源とは予定していた事業を繰り越して翌年度に行うために確保しておく財源をいいます。
※表内の数字は、それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わない場合があります。

令和5年度に各分野で支出した金額を、市民1人あたりに換算すると…
1人あたり41万6,044円使われました!

民生費 民生費…生活保護、子育て支援、高齢者、障害者福祉など
18万1,217円
総務費 総務費…市役所運営、防犯や災害対策、租税に関するものなど
10万7,968円
衛生費 衛生費…健康推進や病気の予防、ごみ処理など
3万2,918円
教育費 教育費…幼稚園・小中学校教育、生涯学習、スポーツ振興など
2万8,388円
公債費 公債費…市債(借入金)[元金・利子]の返済
2万7,305円
消防費 消防費…消防組合や消防団の活動など
1万3,570円
土木費 土木費…道路や公園の整備、交通安全対策など
8,781円
農林水産業費商工費 農林水産業費 商工費…農業や商工業の振興など
8,277円
議会費 議会費…市議会の運営
3,184円
諸支出金 諸支出金…預金利子などの積立
4,436円

※市民1人あたりとは、令和6年3月31日現在の人口(62,435人)で割った金額です。

一般会計(歳入)

決算額は、260億978万円で、前年度から5億6,534万円の増加となっています。

R5決算_歳入

・市税は個人市民税などの減少により、前年度と比べ約7千万円減少しました。
・地方交付税は経済対策などの事業に必要な経費として追加交付があり、前年度と比べ約1億3千万円増加しました。

・寄附金はふるさと納税における返礼品の追加などにより、前年度と比べ約1億2千万円増加しました。
・市債は臨時財政対策債が減少したものの、投資的経費が増加したことから、前年度と比べ約8千万円増加しました。

歳入(収入)のうち市税などの自主財源は全体の38.4%、地方交付税などの依存財源は61.6%を占めており、地方交付税などに大きく依存した財政構造となっています。

※グラフ内の数字はそれぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わないところがあります。

 

一般会計(歳出)

決算額は、259億7,570万円で、前年度から9億2,660万円の増加となっています。

R5決算_歳出

・人件費は人事院勧告などに基づく給与水準の変動などにより前年度と比べ約2億円増加した一方、物件費は新型コロナウイルスワクチン接種事業の縮小などにより、前年度と比べ約2億9千万円減少しました。
・扶助費は前年度から約6億9千万円増加しており、そのうち経常的な扶助費である障害福祉サービス費は前年度から約2億1千万円増加し、扶助費全体としては依然として増加傾向にあります。
・投資的経費は市立保育所の改修や史跡買い上げ事業を実施したことから、前年度と比べ約1億3千万円増加しました。

※グラフ内の数字は、それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わない場合があります。

 

一般会計 財政状況

経常収支比率

通常毎年入ってくると考えられる収入で、通常毎年出ていくと考えられる支出をどの程度賄えているかを表す指標

令和5年度の経常収支比率は前年度から3.6ポイント悪化し、100.2%となりました。府内市町村平均と比較すると財政基盤が脆弱な状況にあり、厳しい財政状況が続いています。

R5決算_経常収支

市の財産

決算_財産

※公用財産…庁舎など市の事務または事業を行うため市が直接使用する財産
※公共用財産…市民総合会館、図書館など一般的に市民の皆さんが利用する財産

財政健全化の指標

令和5年度決算に基づく各比率(指標)は、前年度と同様にいずれも国の基準(早期健全化基準)を下回っています(令和5年度決算の実質収支が黒字のため、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は「-」と表示しております)。
今後も「早期健全化団体」「財政再生団体」に陥らないよう、財政健全化の取り組みを引き続き進めていきます。

決算_健全化3

※病院事業会計における資金不足比率の発生は、病院事業終了に伴う影響です。

市債残高(借金)

市民1人あたり 25万9,134円

市債残高は前年度比で12億648万円減少して161億7,901万円となりました。
これは、令和5年度に新しく借り入れた金額よりも返済した金額の方が多かったためです。
令和4年度にピークを迎えた公債費は令和5年度より減少していますが、引き続き今後の普通建設事業の実施は公債費の将来推計も踏まえ、慎重に検討する必要があります。

決算_起債

※市民1人あたりとは、令和6年3月31日現在の人口(62,435人)で割った金額です。

基金残高(貯金)

市民1人あたり 4万8,681円

基金は条例に基づいて設置され、特定の目的のために活用することができます。
基金残高は前年度比で1,865万円減少して30億3,941万円となっています。

決算_基金

それぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わないところがあります。
※財政調整基金…災害復旧や収支不足が生じたときのために積み立てている基金
※減債基金…市債の償還のために積み立てている基金
※市民1人あたりとは、令和6年3月31日現在の人口(62,435人)で割った金額です。

令和5年度に実施した主な事業

キャッシュレス決済ポイント還元事業 1億5,771万円

物価高騰対策として、消費喚起による市内事業者支援と家計支援を行うため、市内店舗でのキャッシュレス決済に対してポイント還元を行いました。

地域内経済循環促進事業(買って応援ふじいでら事業) 1億3,187万円

物価高騰が進む中、市民の生活を支援するとともに、消費活動を市内消費へ振り向け、地域内経済循環の促進を図りました。

市立保育所施設改修事業 9,358万円

子どもたちの安心・安全な保育環境を確保するため、第1保育所の外壁や建具、第6保育所の外壁・トイレを改修しました。

物価高騰による学校給食費無償化    7,496万円

物価高騰に伴い、苦しくなる市民生活の中で、特に食費や養育費などの支出負担が多い子育て世帯に対する支援として、学校給食費の無償化を実施しました。

本庁舎施設改修事業    2,485万円

森林環境譲与税を一部活用し、明るくぬくもりが感じられる空間となるよう、1階トップライトの木質化をおこないました。

林梅が園線歩道補修工事    1,946万円

通学路である林梅が園線(道明寺中学校前歩道)において、水路床版の経年劣化が進行していることから、歩道の安全性を確保するための改修工事を実施しました。

運動・スポーツ習慣化促進事業    1,170万円

市民の健康寿命を延ばすため、運動機能チェックデータを基に健康スポーツ医による「運動処方」を作成し、運動教室で適切な運動習慣を身につけてもらう取組を行いました。

産婦人科・小児科オンライン相談事業   333万円

妊娠期や子育て期の不安解消のため、オンラインで気軽に小児科医、産婦人科医、助産師に相談できる相談体制を整えました。

ふるさとまちづくり応援寄附金の使い道

藤井寺市へたくさんご寄付をいただきありがとうございました。

令和4年度に寄せられた寄附金のうち5,941万円(8,064件)は、令和5年度に以下のとおり使わせていただきました。

r5寄附金
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