「メッツ」で毎日の介護予防を
更新日:2017年02月06日
死亡の危険因子の世界第4位は、「身体活動不足」です!
国際的な医学誌『The Lancet』では、「世界の全死亡数の9.4%は身体活動不足が原因」、「身体活動不足は世界における死因の危険因子第4位」と発表されています。
死因の危険因子第1位は高血圧、第2位は喫煙、第3位は高血糖となっており、これらの対策は多くの人が意識していると思います。一方、第4位にくる「身体活動不足」の対策については、意識しているでしょうか?
体を動かさないことで心身の機能が低下し、生活不活発病(廃用症候群)を引き起こす危険性は誰にでもあります。これを予防するためには、日頃から意識して、10分でも多く体を動かす時間を増やすことが大切です。
活発に体を動かすことでたくさんの予防効果があります
身体活動を増加させることで、糖尿病・循環器疾患・がん・認知症・ロコモティブシンドロームなどの発症リスクを減らすことにも効果があることを、厚生労働省が示しています。
そして健康づくりのため、科学的根拠に基づいて設定した基準が「メッツ」です。
身体活動の強さを「METs(メッツ)」で計算しましょう
メッツは、運動で消費するカロリーが、安静にしているときの何倍に当たるかを表す単位として、国際的に使われている単位です。座って安静にしている状態が1メッツ、普通の速さの歩行が3メッツに当たります。
このメッツ(運動強度)に、実施時間を掛けると、「メッツ・時」という単位になり、身体活動の量を計算できます。
例えば3.0メッツの身体活動を1時間行った場合は、3.0メッツ×1時間=3.0メッツ・時となります。30分行った場合は、3.0メッツ×0.5時間=1.5メッツ・時となります。
身体活動(生活活動・運動)の例
65歳以上の方は、「1週間に10メッツ・時」がめやすです
厚生労働省が定める「健康づくりのための身体活動基準2013」では、65歳以上の基準は「1週間に10メッツ・時」とされています。
具体的には、横になったままや座ったままにならなければどんな動きでも良いので、毎日40分、体を動かすことが推奨されています。表をみると、日常生活の中で誰でも取り組みやすい活動はたくさんあることが分かります。
(なお、18~65歳の基準は、「1週間に23メッツ・時」となっています。)
介護を必要とせず健康長寿でいられる期間を、少しでも延ばせるように…
いつまでも元気ハツラツな生活を楽しめるよう、一人ひとりが意識して健康づくりに取り組み、継続することが大切です。
そのために、毎日の生活で目標にして取り組みやすい目安としておすすめしたい指標が、メッツです。
下記からチラシをダウンロードして、ぜひ参考にしてください。また、高齢介護課や藤井寺市地域包括支援センターでも、メッツについてご案内していますので、お問い合わせ下さい。
チラシはこちらからダウンロードできます
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