【給食センターコラボ】世界の料理を給食で
更新日:2025年10月27日

給食センター「世界」への挑戦
世界の料理を給食で提供することで、子どもたちが給食を通して、
世界の食文化を学び、国際理解や日本の風土・食文化への理解を深めることをねらいとしています。
学校給食の献立の中でも「世界の料理」は、子どもの注目度が高い特別な献立です。
(令和6年は、オリンピックイヤーということで世界の料理に取組んでいました。)
令和7年は、大阪・関西万博が開催されることから、学校給食では、毎月、万博参加国から「世界の料理」を提供しています。それぞれの国や地域に興味や関心を持ってもらえるように取り組んでいます。
下記の項目をクリックすると、各項目へジャンプできます。
- 広報ふじいでら令和7年11月号で特集記事を掲載
- 【4月】コートジボワール(ジェゲ、ケジェヌ)、エチオピア(ゴメン)
- 【5月】タイ(ヤムウンセン、カオパット・ガイ、プラトート)
- 【6月】エジプト(コシャリ・フィラハバネー)
- 【7月】フィリピン(ニラガ、ギニサン・トゲ、チキンアドボ)
- 【9月】ブラジル(ヴィナグレッチサラダ、フランゴパッサリーニョ、フェジョアーダ)
令和7年の「世界の料理」は、ひと味違います!!
今年は、給食センターとしても、今までに採り入れたことのない「世界」に挑んでいます!!
ケジェヌ・・ジェゲ・・ゴメン・・コシャリ・・ギニサントゲ・・ニラガ・・フランゴパッサリーニョ・・ヴィナグレッチサラダ・・・
これが、どんな料理か、パッと思い浮かびますか?
(実は給食センターでも混乱しながら、格闘しています。)
(学校では、おかわりを呼びかける時に先生方が苦労されているという話も聞いています。)
今年の世界の料理の日の献立実施日には、朝から給食センター全体が、いつもと違う異国のスパイシーで魅力的な香りに包まれます。
ナツメグや、ナンプラー、レモン汁、クミンやコリアンダー、フライドオニオンや黒いんげん豆、など、本格的な調味料や食材も採り入れつつ、子どもたちが食べやすい味に調整しています。しかし、提供に至るまでには、たくさんの苦労があります。
令和7年広報ふじいでら11月号でも特集記事を掲載中
令和7年広報ふじいでら11月号 (PDFファイル: 4.5MB)
【4月】コートジボワール(ジェゲ、ケジェヌ)、エチオピア(ゴメン)
左上から:ジェゲ、ゴメン、ケジェヌ
【ジェゲ】魚の揚げ物で、(コッペ)パンに挟んで、「ジェゲサンド」にして食べました。
【ゴメン】辛い料理が多い中で、あまり辛くないあっさりとした青菜の炒め物は他の献立と調和されていて美味しかったです。
【ケジェヌ】鶏肉と野菜をしっかり煮込んだ料理です。給食では、試作から提供日の当日ギリギリまで、辛さの調整に苦労しました。ほんのりピリリとしたトマトスープに、ピーマンがアクセントとなり、最後にほんのり感じるナツメグの甘くスパイシーな香りが一気にコートジボワールへ連れていってくれました。
【5月】タイ(ヤムウンセン、カオパット・ガイ、プラトート)
左上から:ヤムウンセン、カオパット・ガイ、プラトート
【ヤムウンセン】レモン汁でさっぱりした春雨サラダに仕上がりました。
【カオパット・ガイ】タイ風のチャーハンです。給食では、ナンプラーの凝縮された魚の風味と、オイスターソースの旨味と甘味が合わさり、最後にレモン汁の爽やかさを感じる、暑い国タイを表現したチャーハンに仕上がりました。
【プラトート(揚げた魚)】ほんの少しナンプラーを使ったしょうゆベースのタレがよく合いました。
【6月】エジプト(コシャリ・フィラハバネー)
エジプト料理は、献立の立案から調理まで、とても苦労しました。まず、献立を考える栄養士さんが、エジプト料理を食べたことが無かった・・・ので、栄養士さんは、お休みの日にエジプト料理を食べる為に東京に行きました。お店の人にも色々教えてもらいました。
大阪に帰ってきて、トマトソースはもう少し多いほうがいい、マカロニはみんなが食べられるように米粉のマカロニで作ろう、フライドオニオンはカリっとした香ばしさを残すために別にして持っていこうなど、何度も何度も試作をしました。
左上から:コシャリ、フィラハバネー
【フィラハバネー】最初はヨーグルトを使って試作したりもしました。焦げやすくなって、たくさん失敗もしました。給食では、ヨーグルトはなしで作ることにしました。玉ねぎをすりおろして、トマトピューレと合わせて鶏肉に下味をつけ、そのあとに、パン粉を付けて揚げるという、とても手間のかかる献立で、調理員さんはとても大変でした。たくさんの調理員さんが、いつもより早くに来て準備をしてくれました。
(藤西小に来てくれた)エジプトの方に、「エジプトと同じ味!」と言ってもらえました。
【コシャリ】トマトソースのマカロニには、コリアンダーの爽やかな香りにクミンが深みを加えてくれていて、とても美味しかったです。ひよこ豆の炊き込みご飯も、この日は特別に鶏骨から出汁をとって炊きました。ひよこ豆の炊き込みご飯に、米粉のマカロニの入ったトマトソースをかけ、最後にフライドオニオンをのせて混ぜて食べます。パスタのもちもち、ひよこ豆のコリコリ、フライドオニオンのザクザクと食感も味の変化も面白く、好評でした。
この日の献立は、子どもたちも、とてもよく食べ、エジプトの方もおかわりをしてくれました。
【7月】フィリピン(ニラガ、ギニサン・トゲ、チキンアドボ)
フィリピンの献立は、学校に所属しているALTの先生に、フィリピンの料理の美味しさを教えてもらい、献立を決めました。また、栄養士さんは、フィリピン料理のお店にも何度も通い、お店に人にも教えてもらいながらレシピを考えました。
左上から:ギニサン・トゲ、ニラガ、プラトート
【ニラガ】塩味の野菜スープですが、シンプルな中にも、生姜や玉ねぎなどの香味野菜やナンプラー(本当はパティス)の風味や塩気が合わさって、暑い日にもご飯にも合うスープになりました。
【チキンアドボ】酢やしょうゆを使っているので、馴染みのある味でした。にんにくが効いていてとても美味しく、給食でも定番にしたいと思える味に仕上がりました。
この日は、フィリピンの食文化に合わせて、スプーンとフォークでいただきました。食べることを通じて、フィリピンと日本の食文化の共通点を感じることができる献立でした。
【9月】ブラジル(ヴィナグレッチサラダ、フランゴパッサリーニョ、フェジョアーダ)
左上から:ヴィナグレッチサラダ、フランゴパッサリーニョ、フェジョアーダ
【ヴィナグレッチサラダ】コロコロした野菜が可愛くさっぱりとした味わいでした。
【フランゴパッサリーニョ】パセリの爽やかな香りがします。
【フェジョアーダ】ブラジルでは、毎日のように白いご飯と豆の煮ものを一緒に食べるそうです。給食でも、フェジョアーダに、黒いんげん豆、ひよこ豆、マローファットピース、レッドスキニーを入れました。豚肉は普段より大きめにカットし、食べ応えもありました。
万博は、大盛況で終わりましたが、給食センターの「世界の料理」への挑戦は、まだまだ3月まで続きます。このあとも、ルーマニア・・ハンガリー・・・トルコ・・ネパール・・スイス・・お楽しみに!!
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