【令和6年5月号広報掲載】中景を彩る花の紹介!

更新日:2024年04月26日

魅力的な中景を彩る草花をご紹介!

令和6年度の「園芸はじめの一歩」は、お庭の中景を彩る草丈が1m前後の代表的な園芸植物を紹介。

 

今回は、5月号で掲載したキモッコウバラ以外の園芸植物をいくつかご紹介します!

 

アカンサス(花色:紫白)

薄紫と白の花びらが重なっているアカンサスの写真

地中海沿岸原産のキツネノマゴ科ハアザミ属の多年草です。アカンサス・モリス(和名:ハアザミ)は光沢ある大きな葉を広げて、長い花穂(かすい)を伸ばし、草丈150cmほどになります。6月~8月に紫色の萼(がく)と白い花弁のコントラストが際立つ花を開花させ、開花後も萼は残るため、長く観賞できます。

アグロステンマ(花色:桃)

紫色のアカンサスの写真

地中海沿岸~西アジア原産のナデシコ科 ムギセンノウ属の一年草です。秋播きすると、草丈100cmほどに伸びた茎先に、5月~6月にピンクの花を咲かせます。春播きしても開花します。土質はあまり選びませんが、水はけがよいことと、日当たりがよいことが、上手に育てるポイントです。

アルゲモネ(花色:白・黄)

黄色のアルゲモネの写真

メキシコ・西インド諸島原産のケシ科アザミゲシ属の一年草です。草丈は60~80cmほど成長し、6月~10月に花径10cmほどの白花や黄花を咲かせます。銀白色の葉にはトゲがあります。日当たりを好み、過湿を嫌うので、水はけの良い場所に植えます。こぼれダネによって毎年開花します。

オルレア(花色:白)

白色のオルレアが一面に咲いている写真

地中海沿岸原産のセリ科オルレア属の一年草です。草丈 40~60cmに育ち、4月中旬~7月中旬にセリ科特徴の傘形の散形花序をもった純白の小花を咲かせます。羽状に細かく切れ込んだ葉が特徴です。晩秋に枯れた植物を倒しておくと、自然にタネがばら撒かれ、こぼれダネでふえます。

カシワバアジサイ(花色:白)

白いカシワバアジサイの写真

北米東部原産のアジサイ科アジサイ属の低木です。草丈は100~200cmで5月中旬~7月に白色の円錐形の花房を咲かせます。カシワに似た形の5~7つに深く裂けた葉を付けるためにカシワバアジサイという和名をもっています。秋の紅葉も大変美しく、長期間観賞できます。

クレマチス(花色:青紫・白・桃・赤・黄・茶・黒・複色)

紫とピンクのクレマチスの写真

日本、中国、南欧~西南アジア原産のキンポウゲ科クレマチス属のつる性植物です。テッセンは中国原産の乳白色の花弁をもつ一つの原種のことをいいます。クレマチスは、多くの品種があり、一季咲き品種のほかに、4月中旬~10月に剪定すると繰り返し咲く四季咲き品種があります。つるは20~500cmまで伸びます。

三尺バーベナ(花色:紫・桃)

薄紫の三尺バーベナの写真

南米原産のクマツヅラ科クマツヅラ属は宿根草です。宿根バーベナとよく似た花を6月~10月に咲かせます。三尺バーベナ(三尺は約90cm)という和名は、その高い草丈(60〜150cm)から来ています。冬、地上部分はなくなりますが、春になると新芽が出て、伸長した茎から枝を分岐し、その頂点に花が開花します。耐寒性、耐暑性に優れ、植えっぱなしでもこぼれダネで増えて毎年開花します。

ジキタリス(花色:白・桃・橙・黄・紫・茶・複色)

ジキタリスの写真

欧州、北東アフリカ、中央アジア原産のオオバコ科キツネノテブクロ属の多年草です。

草丈30~180cmと、5月~6月にベル形の花を穂状につけ、優雅に花茎を伸ばします。耐暑性が弱く、半日陰に植えても夏に枯死することもあります。全草に毒性があります。葉がコンフリーと酷似するため、コンフリーと誤食することがあるため、混植しないようにします。

ストレリチア(花色:橙・黄)

ストレリチアの写真

南アフリカ原産のゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の多年草です。5月~10月に鮮やかな橙色の萼と青色の花弁からなる大きな美花を咲かせます。温度を保てば周年開花します。草丈は100cmほどですが、近縁種の草丈は10mほどの大型になります。寒さにも比較的強く、海沿いの霜が降りないような暖地では戸外でもよく冬越しします。

デルフィニウム(花色:青・紫・桃・白)

鮮やかな青のデルフィニウムの写真

ヨーロッパ、西アジア、シベリア、北米、イラン原産のキンポウゲ科ヒエンソウ属の多年草です。デルフィニウムは長い花穂をもつエラータム系と、分枝系で草丈は低めのシネンセ系、さらに両者の中間的なタイプであるベラドンナ系があります。本来は宿根草ですが、耐暑性が弱く、夏を越すことが難しいので、一年草扱いになります。

旗竿キキョウ(花色:紫)

旗竿キキョウの写真

ヨーロッパ、西アジア、コーカサス原産のキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。草丈は60cm~130センチメートルになります。5月~7月に真っ直ぐ伸びた茎の上部に花序を出し、紫色の花を多数、穂状に咲かせます。花序は大きく育つと60センチメートルを超える長さになり、花は花序の下から上へと咲き進みます。

バーバスカム(花色:白・黄・桃・紫・橙)

バーバスカム

地中海沿岸~中央アジア原産のゴマノハグサ科モウズイカ属の多年草です。中型で大輪のバーバスカム・フォエニセウムからの園芸品種が育成されています。草丈200cmもあり、6月~7月にボリューム感のある雄大な花穂が魅力です。1花の寿命は短いのですが、花数が多いので長い期間観賞できます。

バプテシア(花色:紫・白)

バプテシア

北米原産のマメ科ムラサキセンダイハギ属の宿根草です。5月~6月にルピナスに似た花が開花します。草丈100~150cmになります。黄花のセンダイハギに似た紫花を咲かせることが名前の由来です。暑さ寒さに強く丈夫で植えっぱなしで管理でき、年々大株になる宿根草です。

ブルーベリー(花色:白)

ブルーベリー

北米原産のツツジ科スノキ属の低木です。ハイブッシュ系は関東以北、ラビットアイ系は関東以南で栽培されます。ハイブッシュ系の熟期は6月~7月中旬、ラビットアイ系は7月中旬~8月下旬です。ハイブッシュ系のほうが大きい粒が付き、果皮も柔らかく美味しいです。ラビットアイ系を台木にして、ハイブッシュ系を接ぎ木したものがお勧めです。酸性土壌を好むので、pH未調整のピートモスを混ぜた硬質鹿沼土で栽培します。樹高100~300cmになります。春に開花し、夏に果実を収穫でき、秋に紅葉し、冬は落葉するので、季節ごとに変化を楽しめます。

レーマニア(花色:桃・黄)

レーマニア

中国原産のハマウツボ科レーマニア属の多年草です。チャイニーズフォックスグローブという英名もあります。耐暑性にも耐寒性にも優れており、5月~9月上旬にジギタリスに似た釣鐘状の花を咲かせます。草丈は60cm~80cmになり、光沢のある濃い緑色の葉も魅力です。冬の寒さにしっかり当てることで、翌年春から秋までたくさんの花を咲かせます。

園芸はじめの一歩 これまでの広報紙掲載記事はこちら

お問い合わせ

政策企画部 魅力発信課
〒583-8583
大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 市役所3階36番窓口
電話番号:072-939-1111 (代表)
072-939-1051 (広報・シティセールス担当)
ファックス番号:072-952-9448
メールフォームでのお問い合せはこちら