【ご高齢の方へ】新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛生活の中で気を付けたいこと

更新日:2021年05月24日

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出や会食などを自粛されていることと思いますが、そのために高齢者の方々の活動量が低下してしまうことや、孤独になってしまうことが懸念されています。

生活が不活発な状態が続くと、身の回りのことがしにくくなったり、疲れやすくなったり、「フレイル(虚弱)」という状態が進んでしまいます。フレイルが進むと、体の回復力や抵抗力が低下し、疲れやすさが改善しにくくなります。

フレイルを予防し、抵抗力を下げないようにするために、気を付けたいポイントをご紹介します。

「フレイル」に要注意!

フレイルについて

ちょっとした運動を続けて、身体を守りましょう

少しでも運動をすることで活動量を上げ、体力の低下を防ぐことができます。

ええとこふじいでら♪体操

体操動画高齢介護課シーン

動画の1シーン

藤井寺市のご当地体操「ええとこふじいでら♪体操」は、子どもでも大人でも、立ってでも座ってでもできる、簡単で楽しい約4分の体操です。

市民音頭の歌詞に合わせた、藤井寺ならではの動き(千日参りでお辞儀、球場でバットを振る、古墳のポーズなど)がたくさん詰まっています。

動画をYouTubeで観ながら、真似をして体操してみましょう。

自宅でできる簡単体操

簡単!10秒筋トレの紹介

天気のいい日にはお散歩を

「外出機会を確保することは日々の健康を維持するためにも重要になります。お一人や限られた人数での散歩などは感染リスクが低い行動です。」とされています。(「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」2020年3月19日新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)

「わが街いきいき笑顔マップ」では、藤井寺市を7ブロックに分けて、おすすめの散歩場所や座って休憩できそうな場所などを紹介しています。天気のいい日には、人混みを避けて一人や少人数で、地図を見ながら散歩に出かけるのも気分転換になりますね。

しっかり食べて栄養をつけ、バランスのよい食事を!

こんなときこそ、3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がけましょう。低栄養状態になることを予防し、免疫力を低下させないためには、しっかり栄養をとることが大切です。

 

栄養バランス表

毎日の記録をつけましょう

主食・主菜・副菜…とバランスよく食べることができていますか?

頑張っている日々の食事を記録するだけでも、励みになります。ぜひご活用ください。

お口を清潔に しっかり噛んで、おしゃべりを

口内環境を清潔に保つことは、感染症予防に有効です。毎食後と寝る前の歯磨きを徹底しましょう。義歯の清掃もとても大切です。

歯ブラシのあて方、義歯の洗い方
口や喉の体操
舌の体操

お口が元気になるアイテム 「ブレススピナー(吹きゴマ)」を作ろう!

高齢になると、口の周りの筋力が低下し、鼻呼吸が苦手になる方が多くいます。口呼吸は、空気中に含まれる風邪やインフルエンザなどのウイルスを取り込むことになり、感染しやすくなってしまいます。ふだんから鼻呼吸を心がけるとともに、息を吐く力をつけることが大切です。

ブレススピナーを使うと、できるだけ長く回せるように息をたくさん吹きかけることで、お口の筋力を鍛えることができます。

必要なもの:正方形の紙2枚

意識して口を動かしましょう

外出や会食を自粛する生活の中では、人と話す機会が減り、お口の力が衰えてしまう恐れがあります。次のようなこともおすすめです。

・電話をかけて人と話す
・鼻歌を歌う
・一人で歌の練習をする
・早口言葉の練習をする

家族や友人とのつながりを

人との交流を持つことはとても大切です。外出しにくい今の状況こそ、家族や友人がお互いに支え合い、意識して交流をしましょう。

直接会うのを控えている中でも、電話でお話をしましょう。

人とつながることで心が元気になります。

「コロナに負けるな!チェックシート」で健康チェック!

コロナに負けるなチェックシートの画像

活動を自粛する生活で、これまでと比べて体や心に変化が起こっていないでしょうか。

自分自身の変化には普段の暮らしの中でなかなか気付きにくいものですが、何かあってからではなく、早期に気付けるように、自分自身でチェックをすることが大切です。

このシートには、簡単に答えられる10項目の質問と、チェックがついた時に心掛けるべきポイントがまとめられています。

まずは自分の状態を知り、課題が分かれば、できることから始めてみましょう。

 

*このチェックシートは、南河内で活動する作業療法士・理学療法士・歯科衛生士・管理栄養士・ケアマネジャー・行政職員の有志による「コロナに負けるな!チェックシート作成委員会」で作成しました。

↑ダウンロードしてお使いください。

日本老年医学会より「高齢者として気を付けたいポイント」

「動かないこと(生活不活発)」により、身体や頭の動きが低下してしまいます。歩くことや身の回りのことなど生活動作が行いにくくなったり、疲れやすくなったりし、フレイルが進んでいきます。2週間の寝たきりにより失う筋肉量は、7年間に失われる筋肉量に匹敵するとも言われています!

フレイルの進行を予防するために、運動や栄養、口腔、人とのつながりについて大切なポイントがまとめられたチラシです。

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健康福祉部 高齢介護課
〒583-8583
大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 市役所1階3番窓口
電話番号:072-939-1111 (代表)
072-939-1164 (総務担当)
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