ケアマネジャーの方へ

更新日:2017年07月10日

自立支援型ケアマネジメントの推進に向けて

藤井寺市では平成28年10月より、Let's☆ヨボヨボ予防!というネーミングでモデル事業を行っています。

この事業は、「いつまでも元気ハツラツな生活を楽しめるよう、ヨボヨボを予防しましょう」を合言葉に、自立支援の推進を目的としています。

リハビリ専門職の視点を、アセスメントに取り入れてみませんか?

訪問始めました

ケアマネジャーのみなさんがご利用者のお宅を訪問する際などに、作業療法士や理学療法士との同行訪問という形をとることで、リハビリ視点も取り入れたより自立につながるケアマネジメントを実践していただけるよう新しい取り組みを始めました。

リハビリ専門職がご利用者の身体を見ながら、自立に向かえるのか維持を目指すのか?自立を阻害している要因は?本当に導入すべきサービスは何か?実現可能な目標とその達成期限は?などについて助言し、医療職ならではの着眼点から一緒にご利用者の自立支援を促していきます。

Let’s☆ヨボヨボ予防!の取り組みについては平成28年11月号の広報でご紹介しています。また、下記のチラシもご覧下さい。

ケアプランを持つ高齢者

オリジナルのアセスメントシートを作成しました

ケアマネジャーをはじめ作業療法士、保健師、社会福祉士など多職種で何度も検討を重ね、藤井寺市独自のアセスメントシートを作成しました。

一人ひとりの元気を引き出し、意欲的に毎日を過ごしてもらえるよう、ご利用者自身の「元気でいる為に~します!」という宣言欄を設けています。また、目標に対するご利用者自身の“実行度”と“満足度”を聞き取るという作業療法の考えを取り入れています。

※平成29年度からは、事業名称を「Let’s☆ヨボヨボ予防!」から「いきいき笑顔応援プロジェクト」としています。

平成29年度以降のアセスメントシートはこちらからダウンロードして下さい。

また、アセスメントシートを活用した際の介護予防ケアプランの記入例もあわせてご覧ください。

予防プラン説明イメージ

ケアマネジャーの感想

この事業方式でリハビリ職との同行訪問を行ったケアマネジャーの方たちからいただいた感想によると、

「利用者自身が自分の身体状況を正しく理解でき、自分でできるという自信と意欲につながった」

「目標達成に向けた段階的な支援方法をヘルパー事業所に提示できた」

「ヘルパー援助を卒業目標を持って導入できた」

「デイサービスに、生活課題解決に向けての具体的な指示ができた」

など、有意義で効果的な取り組みであることを実感していただいています。

Let's☆ヨボヨボ予防!に関するお問い合わせ

リハビリ職との同行訪問の手順や方法、アセスメントシートの使い方、このLet's☆ヨボヨボ予防!という事業に関することなど…

ご不明な点やご意見・ご要望は、高齢介護課または藤井寺市地域包括支援センターのどちらでも、お気軽にお問い合わせくだい。また、ご利用者の自立支援に向けて、「こんなふうにしたほうが良い!」というご提案も是非お待ちしております。

研修会について

平成28年度、Let's☆ヨボヨボ予防!の取組みの一環として、事業者向け研修会を計3回開催しました。業務ご多忙な中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

【第1回】平成28年12月5日(月曜日)・6日(火曜日) 「自立支援力ブラッシュ・アップ!」

     講師:佐藤 孝臣 先生 (株式会社ライフリー)

【第2回】平成29年1月18日(水曜日)・25日(水曜日)

     「意欲を高めるコーチング・カンバセーション」

     講師:眞辺 一範 先生 (株式会社ふくなかまジャパン)

【第3回】平成29年3月21日(火曜日) 「これからの自立支援と多職種連携」

     講師:村井 千賀 先生 (石川県立高松病院)

グループワーク発表風景

リハビリ職同行訪問について

平成29年4月より、モデル事業「Let's☆ヨボヨボ予防!」の取組みを継承し、藤井寺市独自事業として「いきいき笑顔応援プロジェクト」を実施します。

このプロジェクトでは引き続き、ケアマネジャーとリハビリ職(作業療法士・理学療法士)の同行訪問事業を行うことで、自立支援と重度化防止を推進することを目的としています。

アセスメントやサービス担当者会議、モニタリング、評価等の各過程でリハビリ職の助言・指導が必要なときに、同行を依頼していただくことができ、リハビリのサービスを導入しなくても、リハビリ職が介入できる仕組みです。

詳しくは概要をご覧ください。

同行訪問という形は、リハビリの早期介入や連携促進を実現できることに加え、ご利用者自身の意欲アップにも大きく働きかけることができ、効果的な自立支援を促進できるものと考えます。

事業の積極的なご活用をお願いいたします。

同行訪問の流れ

プロジェクト流れ図

流れとSPDCAサイクル

具体的で達成可能な目標を設定し、ご利用者本人やご家族の意欲を引き出しながら適切な支援を進めていくことができるよう、SPDCAサイクルを意識したケアマネジメント、特に、計画の前に先立つ適切なニーズ把握やアセスメント(Survey)が重要となります。

同行訪問では、現場で直接協働しながら十分な情報収集と分析・評価を行うことができ、より自立支援につながるケアマネジメントのサイクルが実現できます。

支援の流れ確認シート

同行訪問を経てケアプランを立てる場合、同行訪問日までにアセスメントシートや基本情報等をリハビリ職へ提供していただき、訪問後にはリハビリ職からのアドバイスが記入された「元気アップシート」も参考としたうえでケアプランを作成していただくことになります。

支援の各過程で行っていただく作業の参考として、シートをご確認下さい。

同行訪問の申し込み

リハビリ職との同行訪問を希望されるケアマネジャーの方は、ご利用者の同意を得たうえで、市へ申込書をご提出下さい。ご記入いただいたご希望の日程候補から、市にてリハビリ職と連絡調整し、1~2日以内にご連絡します。

申込書等はこちらからダウンロードできます。

申込時には、下記の書類を添付して下さい。

(1)アセスメントシート

(2)利用者基本情報 (※家族等の緊急連絡先はマスキング)

(3)ケアプラン (※すでにサービス提供中である場合)

 

なお、同行訪問後には、下記の書類を提出して下さい。

(1)同行訪問報告シート

(2)ケアプラン(※同行訪問後に作成または変更した場合)

 

提出いただいたアセスメントシート、ケアプラン等は、地域課題の発見やニーズ把握のための検討資料とさせていただくことがあります。藤井寺市の高齢者の介護予防・自立支援に向けた取組みのため、ご協力下さい。

笑顔イラスト
お問い合わせ

健康福祉部 高齢介護課
〒583-8583
大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 市役所1階3番窓口
電話番号:072-939-1111 (代表)
072-939-1164 (総務担当)
072-939-1165 (サービス担当)
072-939-1169 (高齢者福祉支援担当)
ファックス番号:072-939-0399
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